ツマムラサキマダラ(褄紫斑) |
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幼虫 |
蛹 |
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♂_翅裏 |
♀_翅裏 |
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♂_翅表 |
♀_翅表 |
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ツマムラサキマダラ(褄紫斑) -Euploea mulciber- |
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《翅表》
雄♂_暗黒褐色の地に白い斑模様と前翅の先端部分が光線の方向によって強い紫色に輝く
雌♀_茶褐色の地に白い斑模様と前翅の先端部分が紫色,後翅は白条
《翅裏》
雄♂_茶褐色の地に白っぽい斑模様
雌♀_茶褐色の地に前翅は雄よりも少々大きい白い斑模様,後翅は白条
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前翅長:40mm-50mm |
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多化性(一年間に三世代以上世代を繰り返す性質)で、ほぼ1年中見られます。 |
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【分布】
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もともとは迷蝶として八重山諸島で観測されていたのですが、1992年頃から現在まで、八重山諸島・沖縄地方・奄美諸島で発生しています。日本に最も近い生息地は台湾。 |
【名前の由来】
前翅表の先(褄)が紫色のマダラチョウと言う事からこの名があります。
和名_『ツマムラサキマダラ(褄紫斑)』
英名_『Striped blue crow』
学名_『Euploea mulciber』
【特徴】
林縁、草地、畑地などに生息するタテハチョウの仲間
もともとは日本国内では生息していない昆虫で、風に乗って沖縄に運ばれてくる迷蝶として観測されていましたが、1990年以降は沖縄地方に土着するようになりました。
幼虫は有毒植物を食べる事によって体内に毒を蓄積させ、捕食者から身を守っています。その為この幼虫を食べた捕食者(鳥など)は毒の影響で吐いたりするので、二度と同じ幼虫を食べようとしなくなります。幼虫の派手な模様や色は天敵に毒を持っている事を示す為の模様で、警戒色といいます。また、その毒は成虫になっても体内に残っており、天敵から身を守っています。
【食樹】
幼虫の食草は、キョウチクトウ科のサカキカズラ・リュウキュウテイカカズラ・キョウチクトウ・ホウライカガミ、クワ科Ficus属のベンジャミン・ガジュマル、ギランイヌビワを食べます。
成虫はセンダングサ類の花によく訪花します。
界 |
動物界 Animalia |
門 |
節足動物門 Arthropoda |
綱 |
昆虫綱 Insecta |
目 |
チョウ目 Lepidoptera |
上科 |
アゲハチョウ上科 Papilionoidea |
科 |
タテハチョウ科 Nymphalidae |
亜科 |
マダラチョウ亜科 Danainae |
族 |
マダラチョウ族 Tribe Danaini |
亜族 |
ルリマダラ亜族 Subtribe Euploeina |
属 |
ルリマダラ属 Euploea |
種 |
ツマムラサキマダラ Euploea mulciber |
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